3Dプリンター(SHINING 3D)
Ha-Milデンタルクリニック盛岡では、歯科専用3Dプリンター「SHINING 3D」を導入し、
技工模型・サージカルガイド・マウスピース矯正用模型などを自院内で製作しています。
デジタル化により、精密でスピーディーな歯科技工が可能になりました。
3Dプリンターとは
3Dプリンターは、デジタルデータをもとに樹脂を積層して立体物を作り出す装置です。
歯科分野では、口腔内スキャナーで取得したデータから模型を造形し、
マウスピース・サージカルガイド・義歯トライインなど、精密なデジタル技工物を製作します。
SHINING 3Dプリンターの特徴
当院で使用しているSHINING 3Dは、世界的に評価の高い歯科用3Dプリンティングシステムです。
専用の高精度レジンと光造形方式(LCD/DLP方式)により、微細な形状も正確に再現できます。
- 高精度(±0.05mm)の造形で適合精度が高い
- 模型・ガイド・トレーなど多用途に対応
- スキャンからプリントまで完全デジタルワークフロー
- 造形・洗浄・硬化を一貫して自院内で完結
主な活用分野
- マウスピース矯正用模型の製作
デジタル設計データから高精度模型を出力し、院内でアライナーを製作しています。 - インプラント用サージカルガイド
CTデータと統合して、安全かつ正確な埋入をサポートします。 - 診断模型・ワックスアップ模型
治療計画や説明用に、3Dモデルを短時間で再現できます。 - 技工トレー・仮義歯などの試作
設計段階での適合確認やデザイン検証に使用します。
院内3Dプリントのメリット
- 外部委託を減らし、製作コストと納期を短縮
- 再製作や設計修正をスピーディーに実現
- デジタルデータの保存・共有が容易
- 患者さんへの説明に3Dモデルを活用できる
使用材料について
歯科専用の光硬化型レジンを使用し、安全性と寸法精度を確保しています。
患者さんの口腔内に直接入るものは使用せず、治療補助・模型用として限定しています。
造形後は専用洗浄機・二次硬化機で仕上げ、安定した品質を維持しています。
デジタル歯科への取り組み
当院では「スキャン → 設計 → 造形」を自院で完結させる体制を整備しています。
将来的には、院内技工ラボ「Ha-Mil Labo」と連携し、
より高精度なアライナーや補綴物の製作へと発展していきます。